会社を退職したあとの上司の評価って、降格とかあるの?
あなたは退職すると決めた会社の仕事をどこまで頑張れますか?
なんとなく私の感覚ですと、日本人は真面目な人が多いので勤務中はどんなにつまらない仕事もがんばってこなすと思うのです。
最後の恩返しとばかりに深夜まで残業したり、休日を返上してまで頑張るでしょうか?有終の美を飾ろうと思って、爪痕を残そうと思うでしょうか?
答えはもちろんNOですよね。
あくまで推測ですが、一度残る人たちのために、頑張ろう!と本音で思っても、数日かあるいは数j間たってふと我に返り、「あ、どうせ退職するんだから、どうでもいい」じゃんと思うようになります。
今までお世話になった会社に対してそれはあまりにもひどいと思った方もいるかもしれません。素晴らしい。まさに会社員の鏡です。
しかし、退職すると決まっている社員に対して、会社側の手厚いフォローは期待しない方がよいかもしれません。
あなたが退職すると決めた会社の仕事をどうでもいいと思うのと同様に、会社を退職すると決めた社員は会社側にとってももはやどうでもいいのです。
この心理は理解できますよね。
大げさに言ってしまえば、会社を退職する社員は同僚や上司にとっては「裏切り者」です。
同僚や上司の中には、あなた同様に退職したい、転職したいと思っているのに実力不足で受け入れ先がないという人がいるかもしれません。
そんな人があなたの退職を気持ちよく思うでしょうか?転職先での活躍を祈るでしょうか?
会社というところは様々な個性と思惑が集まる非常に面白くもありまた怖い場所でもあります。会社員を長く続けている方は分かると思いますが、昨日の友は今日の敵なんてことはざらにありますね。
だからこそこの際、考えを改めましょう。
でも、そうやって”どうでもいい”態度をあからさまに見せていると、退職前にトラブルになることがありますので、絶対に回避すべきトラブル3選を紹介します。絶対に気を付けてくださいね!!
◆どうでもいい会社を退職する際のトラブル
あなたが退職をすると決めた会社の仕事は、100%どうでもいいものだということは先に述べました。
とはいえ、露骨に「退職する会社の仕事はどうでもいい」という態度が周りに伝わってしまうとそれはそれでご自身にも悪影響があります。
スマートな社会人としては、けんか別れすることなく円満退社が理想なのはもちろんです。
しかし、こちらがそう望んでもなかなかそうはいかないのが現実のようで・・
会社の退職時によくあるトラブルをあげてみました。
●会社の退職時トラブル ケース01
【退職を了承してくれない】
会社に退職を申し出た際、一番よくあるのがこのケースですね。
確かに会社にとって人材を失うのは痛手ではありますが、会社を退職するのは労働者の正当な権利ですし、会社側に引き留める権利はありません。
退職届けを受理しないなんてもってのほか。もし受け取ってもらえなくても口頭で会社を退職する意思を伝えるだけで、2週間後には退職することができると法律で定められています。
会社側の理不尽な態度には毅然とした態度で対応しましょう。
●会社の退職時トラブル ケース02
【損害賠償を請求すると脅された】
退職を申し出た際、会社が被る損害やこれまでの仕事上のミスの損害などに関して、損害賠償を請求するという会社もあるようです。
当然辞めさせないための脅しなのですが、基本的には完全スルーでOKです。
前述しましたが、退職するのは法律でも認められている権利です。損害賠償など認められるはずがありません。ご心配なく。
●会社の退職時トラブル ケース03
【有給休暇を取得させてもらえない】
退職の際、有給休暇がたまってしまっている人は少なくありません。
せっかくの権利ですので、退職の際にはすべて消化したいですよね。
しかしなぜか有給休暇の取得を認めてもらえないケースがあるようです。
ただ、こちらも有給休暇の取得を拒否することはできないと法律上で定められていますから、有給休暇を取得することは可能です。
繰り返しますが、退職すると決めた会社の仕事はどうでもいいのです。
大手を振って有給休暇を取得して次のステップのために思う存分楽しみましょう。
◆スムーズな退職を望むなら
基本的に労働者が会社を退職するのは法的にも認められた権利ですし、誰に妨害されるものでもありません。あなたの自由意思であなたの環境は思うままに変えることができるのです。
しかしながら、それでも様々な理由で退職の手続きが進まないケースもあるでしょう。
上司が曲者ではぐらかされたり、言葉巧みにかわされたり・・
会社を退職する社員は、同僚や上司にとっては「裏切り者」。
周囲に相談したり助けを求めても期待できないのは火を見るよりも明らかです。
そんな時は思い切って、ご自身では「一切交渉しない」という方法を選択するのもありです。世の中には様々な代行サービスがあるんです。
そうです。退職代行サービスです。
転職エージェントは当たり前の時代ですが、退職代行サービスは意外と知られていないサービスです。サービスによって特徴がいろいろありますので、ご自身でよく吟味してみてはいかがでしょうか。
日本退職代行協会の「特級認定」を取得しているサービスや、相談回数無料、追加料金一切なし、顧問弁護士が指導、365日24時間対応などなどその特徴は本当に様々です。
代表的なサービスをご紹介しておきますので、真剣に退職を検討されている方は是非調べてみてください。
日本人は「ホンネ」と「タテマエ」を重んじる民族です。
例え本当のことでも言ってはいけない場所やタイミングがあります。
日本の会社ほど「ホンネ」と「タテマエ」が渦巻く恐ろしいスポットはないでしょう。
会社で心を患う人が後を絶たないのは本当に悲しい現実です。
もしかしたら現在退職を検討されている方、実際退職を申し出てトラブルに巻き込まれている方がこの記事を読んでいるかもしれません。
先に述べているとおり、会社を退職するのは労働者の権利であり法的にも会社が退職を拒否することは認められていません。
誰に遠慮することなく退職の意思を伝え手続きを進めてもらってください。
しかし、万が一事例にあったようなトラブルが発生した場合は是非退職代行サービスに相談してみることをお勧めします。
例えそれが社員1万人以上の大企業の社長であろうとも、あなたのよりよい人生を妨害する権利はありません。
あなたの人生をよくするのは他の誰でもないあなたです。
あなたの力強くそして新たな第1歩を心より期待しています。